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特集記事-お肌に関するアンケート

「界面活性剤」という言葉はご存知だと思います。「界面活性剤」の性質は・・・おもになじまない「油」と「水」を混ぜ合わせる働きです。

この性質は、洗浄剤以外のさまざまなところで利用されています。
そして、その主たる目的で呼び方を変えています。
また、目的のため、例えば「油」に少量の「水」を混ぜる、
又は「水」に少量の「油」を混ぜるなどによって、
界面活性剤の種類が違います。

こちらの表をご覧下さい。

界面活性剤の作用からの分類

分 類 使用される商品 用 途
洗浄剤 洗濯用・台所用・
シャンプー・歯磨き
など
水に汚れ(特に油脂)を水になじませ、水を流し去ることで利用しています。
起泡剤 洗浄用・歯磨きなど 界面活性剤は攪拌すると泡を発するので、泡立ちをよくするために利用しています。
乳化剤 化粧品・マヨネーズ
・チョコレートなど
油脂に水やその他のものを混ぜる時に使用します。また、海に石油などが流入した時に、乳化剤をまくといって強力な界面活性剤をまきます。海水中に石油を拡散させるだけで、海の生物の命にかかわるとして、日本の漁協は基本的に使用させません。
浸透剤 薬・農薬など 水と他の成分を混ぜる作用の時は、乳化剤と表現しますが、薬が体の中へ浸透して効果を求めるために使用する場合もあります。バンソウコウなどで皮膚が負けて、湿疹を起こす場合、糊剤を均一に混ぜる目的で添加した界面活性剤も原因の一つに考えられます。
溶化剤 化粧品など 乳化剤と同じ目的ですが、油の多い場合このような表現を使う場合があります。
分散剤 海への油流出事故
に使用など
乳化剤で説明したのと同じことです。
柔軟剤 柔軟仕上げ剤 合成洗剤は石油系が多く、仕上がりがゴワゴワしてしまいます。
そこでソフトにさせる目的に合った界面活性剤を洗濯の最後に使う場合があります。
緩染剤 染料への添加、
毛髪染料剤への
添加など
染料は油などと色素を混ぜています。やはり混ぜやすいため使います。
また、染める時も、色づきが早くてよいため使用しています。
展着剤 農薬など 混ぜる時と同時に、散布したときに葉っぱにムラなく付くようにする目的で使用する時、このような表現を使います。
殺菌剤 リンス剤など 殺菌作用のある界面活性剤があります。
帯電
防止剤
化繊の帯電
防止など
静電気の発生を抑えることができる、ある特定の界面活性剤があります。買ったばかりの衣類、特に化繊はこれを塗っていると考えられます。

このように、さまざまな用途に用いられていいます。が・・・そもそも「界面活性剤」とは何なのか?

例えば、いちばん身近なものでいうと、サラダにかける「ドレッシング」ですかね。
ドレッシングをかけるとき、そのたびに容器をよく振ってから使われていると思います。
それは、分離している中の「お酢」と「油」を混ぜ合わせるためですね。
これは、「お酢」と「油」という物質がそれぞれに自分自身だけでまとまろうとする性質があるからです。
逆にみると、「油」と「水」は、ドレッシングのときは「お酢」ですが、「油」は「油」で、「水」は「水」でまとまろうとし、お互いをはじき合う力が働き、その結果、分離した状態になるのです。
この性質は「界面張力」または「表面張力」と呼びます。

この界面張力=はじき合う性質の働きを失わせ、分離してしまうものを分離しないようにする働きをもつものを、「界面活性剤」といっています。

この代表的なものが「石けん」と「合成界面活性剤」です。
「石けん」は自然界から採れる動植物の油脂を使って、苛性カリ、苛性ソーダというアルカリ剤を反応させてつくったものです。「合成界面活性剤」はというと、その多くは石油から化学的に合成してつくられているのが現状です。最近は、原料の石油が高くなっていることや有害性が認められるようになった関係で、「植物原料でつくりました」といったものがさかんに出てきています。しかし、合成界面活性剤は石油の成分からも作れるし、天然の油やアミノ酸からもつくることができます。なんと、その種類は2000種以上もあるといわれています。

ただ、「石けん」と「合成界面活性剤」には決定的な違いがあります。それは、自然界に出されたときの『分解のスピード』の問題です・・・。

洗浄剤として使われた界面活性剤、つまり「石けん」と「合成界面活性剤」は使われた後、排水され下水や河川に流れ込み、自然界に出されます。そのときに「石けん」は一日で分解して生態系に還元され界面活性剤ではなくなりますが、「合成界面活性剤」はそうはいきません。なかなか分解されないうえに、水中の微生物を殺していつまでも環境に残ります。その間に環境を汚染していくのです。

あと『たんぱく質』を溶かす性質もあります。
もともと角質の弱い現代の女性にとって、厚さ100分の2〜3ミリというとんでもない薄さの角質を維持するには悪影響が大きすぎます。これが「毛穴の開き」の原因でもあります。「石けん」もアルカリ成分が角質の表面を若干溶かしますが、「石けん」で顔を洗いはじめると間もなく、皮膚についた「石けん」と皮膚の表面に存在するカルシウムが結合して化学反応を起こし、いわゆる「カルシウム石けん」ができて皮膚表面を覆って保護してくれます。

一方、「合成界面活性剤」の場合は角質表面の「皮脂」を洗い流し、皮膚成分のたんぱく質を溶かした上に、角質層の角質細胞間脂質からも徐々に脂分を奪いとっています。

しかも、その後に水分を閉じ込めてしまうため、皮膚のバリアゾーン全体が次第に脂分を失って肌の乾燥化をすすめるとともに、「合成界面活性剤」そのものの毒性や他の原料の毒性なども体内に吸収されやすくなっていきます。
もちろん、濃度を含む程度にもよります。また全てのものがそうだとはいいません。ただ、実用されている界面のほとんどに石けんほどの安心感を見出せないのが現状にあります。
このように、化学的に合成された「合成界面活性剤」の力は、ほかにどれだけのメリットがあろうと、自然界から採れる動植物の油脂を使ってできた「石けん」とは格段の差があるということです。ただ、化粧品のリスクおよび安全性は単一原料で一概に判断もできないのです。

その理由は・・・

●どのような乳化をしたクリームなのか?●水が多くどうしても強い界面活性剤をつかわなければ安定しない乳液なのか?●保水による保湿を意識したものか?●油(脂)での補強によるエモリエントを意識したものなのか?●洗浄性はあるか?・・・など

乳化剤として使うか、洗浄剤として使うか、または用途にあわせて界面活性剤を選択しているか、では、天と地ほどの開きがあり、だから全体の成分構成からと商品の使用コンセプトから考えてはじめて正確に判断できるのだと考えます。 基礎化粧品とは素肌に直接つける化粧品です。これらの成分に関してはより慎重に検討し、肌を傷つけない製品を選んで頂きたいです。参考にしてください。よろしくお願いします。



参考文献:坂下栄著『かけがえのない生命と地球のためにあなたができること』メタモル出版