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歯磨き粉は合成洗剤

歯磨き粉は合成洗剤
ほとんどの歯磨き粉には合成洗剤と
同じ成分が入っています。合成洗剤は味覚の細胞を
破壊するだけでなく、口内炎の原因です。

歯磨き粉に合成洗剤が入っている?

歯磨き粉が入っているパッケージの裏を見てみると、多くの歯磨き粉に「ラウリル硫酸ナトリウム」という成分が配合されています。これが合成洗剤にも使用される合成界面活性剤といわれるものです。口の中などの粘膜には、皮膚と違ってバリア壁となる角層がありません。薬は体の粘膜から体内に入りやすい傾向があります。

合成界面活性剤については、すでに催奇性を含む様々な問題点が指摘されていますが、この合成界面活性剤は分解されにくく、代謝されにくい性質を持っています。溶けているように見えても、その構造や性質は何の変化もせずに口の中に残留するのです。もし合成界面活性剤が不要なものなら、もう一度歯磨きの中身について見直してみてもいいのではないでしょうか・・・

どうして歯磨きをするの?(唾液は歯の修理屋さん)

私たちはどうして歯磨きをするのでしょうか・・・
自分の歯をなるべく長く使いたいからですよね。実は、人間の唾液は一番の歯磨き剤なんです。歯医者さんは歯磨き粉を使わなくても、正しいブラッシングだけで虫歯、歯周病を十分に予防できることを知っています。


 口の中にも虫歯の原因となる細菌がいます。でも同じように細菌を持っていても、虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。この違いが「唾液」にあるとわかってきました。私たちが食べている「炭水化物」は糖からできています。これが口の中で酵素によって糖に分解されます。口には糖を食べる細菌がいて、このときに多くの酸を出します。

歯の表面は非常に硬いエナメル質でできていますが、ごく表面の一部はカルシウムとリン酸に一時的に溶けます。でも唾液は糖や酸を洗い流すと同時に、口の中の酸性度を元にもどす役割をもっているので、一時的に溶けたカルシウムとリン酸はエナメル質表面で再度結合します。 *1)

つまり、食事で少々歯がダメージを受けても唾液が歯の修理をするので、唾液が多い人は虫歯になりにくいのです。歯磨きは食べかすを取り除いたり、唾液を行き渡らせることで歯の修理を助けているのです。

歯磨き粉は口内炎の原因?(合成洗剤の成分が口内炎を引き起こす)

口内炎は栄養不足(鉄分、ビタミンB群)、ストレス、睡眠不足とも関係がありますが、歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤も原因です。ノルウェーのオスロ大学の口腔学の研究者らがラウリル硫酸ナトリウム入りと含まれていない歯磨き粉の両方について実験を行いました。*2)

その結果、ラウリル硫酸ナトリウム含有の歯磨き粉から非含有の歯磨き粉を使うことで、9割の人で口内炎が明らかに改善し、発生率では60〜70%減少しました。歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)が口内炎を引き起こしていたのです。

その原因は合成界面活性剤の成分が粘膜を損傷するためと考えられています。傷口があるとその部分が口内炎になりやすいのと同じです。また歯磨きをした後に味覚がかわるのも、味覚を感じる未蕾(みらい)細胞という舌の突起をもつ粘膜の細胞が壊されるからです。

◆まめ知識
歯のためには、食事の時間が規則正しく、間食をしないことも大切です。
食事と食事の間に唾液が歯を修理する時間をきちんと作ってあげるためです。
◆まめ知識
歯磨き粉に含まれる研磨剤だけで白い歯を得るのは難しいかもしれません。
本来の日本人の歯は黄色がかっているからです。
どうしても気になる方は歯医者さんで相談してみましょう。
◆まめ知識
寝ているときは唾液の分泌が弱まるので、夕食はなるべく早めに食べましょう。

ハミガキに必要なこと

歯磨きに大切なのは、正しくブラッシングすること、唾液のお仕事を妨げないこと。ここで合成界面活性剤は必要ありません。油っぽさなどの不快感を取りたいなら、石けんで十分なのです。石けんの良さは体への影響がほとんどないことだけではありません。分解されやすいのも利点のひとつです。

柿の葉にカテキン(タンニン酸)が多く含まれていること、このカテキンの抗菌作用や消臭効果が古くから利用されてきたことを知っていたので、「歯みがき柿ん子」には必要最低限の石けんとともに、柿の葉っぱを乾燥させて粉末状にしたものを配合してあります。

歯みがき柿ん子イメージ

ちなみに柿の葉には唾液の分泌に影響を与えることが懸念されているカフェインが含まれていません。不快感を取り除くことも大切かもしれませんが、もっと歯磨き本来の目的を考えて歯磨き粉を設計してもいいのではないのかと・・・ 

歯の科学にも忠実であるべきと考えるゼノアが取り組んだ形が「歯みがき柿ん子」です。

◆お口の健康へのこだわり
食後のお茶はその渋で口の中を引き締め、虫歯を防ぐために身についた生活習慣です。
「歯みがき柿ん子」はカキ葉(基剤)を配合することで、その渋(タンニン酸)の特性を活かしています。
「自然のしくみを利用する」ゼノアのこだわりです。
◆歯みがきの緑色
キャップや歯ブラシに色が付くことがありますが、植物(カキ粉末)の色ですから、ご心配いりません。
◆容器へのこだわり
基剤として配合しているカキ葉の変質防止のため空気を効率よく遮断できるアルミ容器を採用しています。
◆パッケージのマスコットは「柿ん子ちゃん」といいます。

*参考文献
1)早川太郎 他・口腔生化学 第4版・医歯薬出版株式会社
2)B.B.Herlofson,P.Barkvoll,Acta Odontol Scand 52,