
健康な髪をつくる状態に頭皮を保つ石けんシャンプー
今も男女問わず髪のトラブル(ハゲ、薄毛、抜け毛、切れ毛、ふけ、クセ毛、枝毛・・)に悩む人が、増え続けています。これらの原因のひとつには、食生活やストレスなどの生活習慣の影響もあると言われています。
そして何より、毛髪をつくる畑である頭皮の健康状態が大きくかかわっていることはいうまでもありません。頭皮を健康な毛をつくるいい状態に保つためには、石けんから作られている「石けんシャンプー」これに限ります!
現在、多くの人が使っているシャンプーは、いわゆる合成界面活性剤から作られた「合成シャンプー」です。この合成シャンプーこそが、はじめに述べた髪のトラブルを引き起こす大きな原因になっていると考えられます。
ただ、「石けんシャンプー」も「合成シャンプー」も頭皮の汚れや皮脂を溶かして落とす作用(脱脂力)があることは同じです。皮脂というアブラを洗い流すために、どちらのシャンプーにも、水と脂を混ぜ合わせる役目をする「界面活性剤」が使われていることも同じです。
ところが、頭皮や髪に対する影響はまったく別のものなのです!
髪のタンパク質を溶かし頭皮のバリアゾーンを壊す
「合成シャンプー」に使われているのは、油脂やアルコール系油剤と、糖質やアミノ酸などを結合した【合成界面活性剤】という原料です。
これは、石けんとは比較にならないほど強力な脱脂力、洗浄力を持っていて、頭皮や髪にさまざまな影響を与えます。
その一つに「タンパク質溶解作用」
合成界面活性剤には、髪のキューティクルを作っているタンパク質を溶かす作用があります。その結果、髪が細くなり、枝毛、切れ毛を起こしやすくなるのです。
もう一つが「頭皮のバリヤゾーンを壊す」
頭皮の表面にも、体に有害な物質が侵入するのを防ぐための「バリアゾーン」があり、ここも脂と角質という固いタンパクからできています。合成界面活性剤はやはりこの大事な皮脂を洗い流し、角質を溶かすので、頭皮を守るバリアゾーンが壊れてしまいます。
すると、その内部にある、髪の材料をつくる毛母細胞にも影響がおよび、抜け毛や薄毛の原因になってしまうのです。

3〜4ヶ月で傷んだ頭皮が生まれ変わり、髪質が変わってくる
さらにいうと、合成界面活性剤自体にも毒性があり、マウスなどの小型の哺乳類の
実験では、肝臓の組織が異様な悪影響を受けるなどの結果が出ています。
合成界面活性剤を対外に排出するには日数がかかるため、長年合成シャンプーを使うことで、かなりの量が体に蓄積されていくことになります。またヘアカラーが安定してできるのも、バリアゾーンがあるからなのです。
いっぽう、石けんは皮膚に浸透できません。
洗い流すときに皮膚に残る分は、皮膚表面に分布している酸性物質によって自然に洗浄力が壊れてしまうので心配ありません。また、石けんは泡切れが良いところも特長です。合成シャンプーのような体に何かがまとわり付くような感じもありませんから、体にこびり付いた花粉などもきれいに洗い流してくれます。
ただ、合成シャンプーとくらべて、使い心地が悪いという難点がありますが、ハゲや薄毛、脱毛の悩みに代えられるでしょうか。ぜひ、ここは頑張って3〜4ヶ月ほど続けて使ってみてください。すると、いままで傷んでいた頭皮が生まれ変わり、髪が太くなる、コシが出るなどの効果を実感するはずです!
石けんシャンプーの上手なやり方
やり方はふだん使われているシャンプーとほぼ同じですが、石けんシャンプーは、
使い心地よりも髪や頭皮のことを考えて作られたシャンプーです。
そのため、使うときはちょっとしたコツがあります。もし、髪が傷んでいたり、頭皮の状態がよくないときは、はじめは使いづらいかもしれませんが、3〜4ヶ月程度で慣れてきます。
【上手なやり方】
1.ていねいにブラッシング
髪を洗う前にブラッシングをして、ほこりなどを取る。
2.お湯で素洗いをする
少し高めの温度のお湯でよく素洗いをします。
お湯でホコリやある程度の皮脂をあらかじめ洗い流すことと、石けんの洗浄性が高温で良好に発揮されることを利用しての処置です。
3.「洗髪石けんα」をつける
手にとり、髪の生え際など数ヵ所につける。
4.洗う
指先でよく泡立てながら頭のてっぺんに向って洗います。頭皮はマッサージするように丁寧に洗ってください。
5.すすぐ
お湯で髪や頭皮についた洗髪石けんαをよく洗い流します。
6.リンスをする
「酸性リンスα」を髪の量に応じて適量を髪全体、頭皮にもみこむようにして馴染ませます。
ポイントは「酸性リンスα」のボトルの口を直接、頭皮につけてその状態からリンスを数箇所に分けて出してあげると、少ない量で頭皮や髪全体に行き渡りやすくなります。
7.すすぐ
1分程度たったらお湯で「酸性リンスα」をよく洗い流します。