
そもそもSPFとは・・・ Sun Protection Factorのことで、紫外線のB波(UVB)を遮断する効果の程度を表す指標です。
測定は人工紫外線を照射して、サンバンが起こる(肌が赤くなるような炎症を起こす)程度を目安としています。
測定時にサンバンが起こりにくければ、それだけSPF値は高くなるということになります。
実際のところは、SPF10 と SPF30 の差は 5%もなく、SPF30 と SPF60 の差は 2% もないのです。
つまり、SPF100 の商品があったとしたら SPF20 の商品のおよそ 5倍 効果があるかといったらそうではないということです。
これは、塗り方による差よりずっと小さいのです。
たとえば、海外で SPF30 の商品を輸入する際、日本で再計測を行うことが慣例ですが、
そこで、SPF50 と測定されれば、その商品は日本では SPF50 で流通することになります。
SPF値は、今のところ、あくまでも「指標」なのです!

たしかに紫外線を防御してくれます。
が、それと同時にUVケア成分(紫外線吸収剤等)を常用することの方が、紫外線よりも肌にダメージを与えているからです。
日常の紫外線レベルであれば、クリームの上に白粉をはたくだけでも十分に防御してくれます。
紫外線対策の基本は・・・
UVカット化粧品をつけることよりも、健康なお肌に戻してあげることです!
表示について
日本では、SPF50 を超える能力が有意に認められる場合は、SPF50+ と表記することになっています。
米国では、表示上の上限を30+ とする勧告は出ているが義務ではないため、SPF100 といった商品も現実には販売されることがあるということです。
将来的には、SPF50+ が望ましいという動きが現状のようです。
EU諸国では、段階表示が義務化されていて、すべて(6、10、15、20、25、30、50、50+[*ただし50+は実測60以上])の8段階のみの表示となります。
オーストラリアでは、30+ が上限となります。
以上がSPF値の主に表示に対する現状となります。
ご参照いただければ幸いです。