A.化粧品中に配合されるミネラルオイルとは流動パラフィンのことです。
化粧品に使用する鉱物油としては、流動パラフィン(ミネラルオイル)やワセリンが有名です。この流動パラフィンを化粧品に使用するには、「食品添加物規格」「日本薬局方規格」「化粧品原料基準」(食添・薬局方・粧原基)をクリアしているものを使用します。(2000年以降、化粧品原料はメーカーの自主規制に委ねられ、これらの基準はあいまいになりましたが、これらをクリアしたランクの原料を使うことが望ましいので、あえて判断基準とします。)
この他に、JIS規格に準ずる特級・1級等の基準を引き合いに出す場合もあるようですが、これは工業用途の流動パラフィンに準備された基準で、皮膚に塗布したり食べたりするための安全基準ではありません!もちろん化粧品の転用には適しませんし使用不可です。
では、鉱物油の問題点とはいったい何なんでしょう・・・・・?
その中に不純物として含まれる環状化合物(多くは芳香族炭化水素〜タール色素や紫外線吸収剤はこれらから作られます)です!これらを除けばいいのですが、それにはコストがかかります。通常、化粧品には食添用のものを使いますが、食添用ランクでも不純物が若干残ってしまう場合があります。(こういった油は純度を高くしすぎると体内で消化、吸収されにくくなり下剤になってしまいます。医療では高純度の油を下剤のコーティング剤として使用したりします。)
しかし、ゼノアでは30年前から紫外線吸収スペクトル分析でも、不純物が検出できないハイレベルの超精製パラフィンを使っているので心配いりません!鉱物油は不純物さえなければ優秀な高級炭化水素(高級とは分子量が大きいという意味)としてクリームの品質安定にとても役立つものです!