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紫外線が気になる季節は、とくに、お顔へ日焼け止めをタップリ塗ってしまいがち。

でも、本当にそれでいいのでしょうか・・・? たしかに、塗る量が少なかったりムラになったりすれば、紫外線予防としての効果は弱まってしまうと思います。だからといって、厚く塗ればいいということでもないのです。
たとえば・・・・ 真夏に、ボディを紫外線から守るために、ダウンジャケットを着たとします。 厚い衣類で肌を隠しているので、紫外線予防としての効果は高いと思います。しかし、暑くて、暑くて体はバテバテになり、動くこともできなくなるでしょう・・・。
それといっしょです! 顔も素肌を隠すためにUVクリーム等を厚く塗れば塗るほど、皮膚が疲れてしまい、皮膚の健康を奪ってしまいます。これでは、皮膚をすこやかに保つことができなくなります。 もともと、皮膚自体は、薄い層が重なって成り立っているものです。 しかも、皮膚のいちばん表面にある角質層は20ミクロンというとんでもない薄さしかないのです。 そこへ、紫外線が気になるからと言って、目で見てもわかるぐらいの厚さのUVクリーム等をお顔に塗ってしまうのは不自然だし、皮膚だって疲れてしまいます。 しかも、ターンオーバーがスムーズにいかなくなります。また、紫外線のことばかりが気になって、素肌に直接つけている製品のことについては、二の次になってしまっている方が多いよいうに思います。いくら、紫外線が防げたとしても、お肌を弱らせてしまうようなものを使っていたら、結果的に紫外線に弱い肌をつくってしまっているのです。

【改善へのポイント】

●お肌のバリアゾーンを強化する
皮脂がちゃんと出ているところは、角質という皮膚の壁がしっかり形成されています。 つまり、皮脂分泌が盛んなところは皮脂が関与し、皮膚表面を弱酸性に保ちます。 また弱酸性化粧水や皮脂および皮脂を意識した基礎クリームが必要なのです。

●物理的な対策
帽子をかぶる、日傘を差す、出きるだけ日カゲをつくってあげる等の乱反射対策でも紫外線をカットしてあげましょう。

●お肌の環境を壊さないUVクリームを選んであげる
紫外線は防げても、つけてもサラッとしたタイプのものは、合成ポリマーが含まれているものが目立ちます。汗や水にも強く崩れにくくて便利であっても、肌の環境には適しません。できるだけ皮脂の組成に近づけたクリームの処方のものを選んであげましょう。

●紫外線のダメージを受けない体づくりを考えることも大切です
【ビタミン】
ビタミンB2:レバー、いわし、ぶり など
ビタミンC:ブロッコリー、芽キャベツ、赤ピーマン、カリフラワー、イチゴ など
ビタミンE:はまち、ひまわり油、うなぎ、アーモンド、かぼちゃ など
βーカロテン:モロヘイヤ、しゅんぎく、ほうれん草、明日葉、小松菜、だいこん菜 など

【ミネラル】
亜鉛:かき、豚レバー、牛レバー、牛もも肉、鶏レバー、うなぎ、鶏ささみ など
セレン:いわしの丸干し、しらす干し、小麦胚芽、玄米、ぬか、麹 など
アミノ酸:豚レバー、豚ひれ肉、ハチミツ、卵、ねぎ など

※万が一、体も含めてお肌がヒリヒリするほど紫外線を浴びてしまったら・・・・

1.帰宅後、直ちに弱酸性化粧水もしくは、応急の弱酸性化粧水(たとえば緑茶か柿の葉茶の濃い出し汁)を作って、お肌にしっかりつけて肌を休めてあげましょう。
2.化粧水がほどよく乾いたら、油性のクリームを軽くすり込んで、最後にティッシュオフをしてください。
3.落ち着くまでは「石けん」を使ってはいけません。

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